―Nishodo Pharma Co.,Ltd.―
新規化粧品原料開発
「INCI名」とは
INCI名(International Nomenclature of Cosmetic Ingredient:化粧品原料国際命名法)とは、「Personal Care Product Council(PCPC)」という、米国の化粧品業界団体が作成している、化粧品成分の国際的表示名称です。
日本国内においては、日本化粧品工業連合会に「化粧品の全成分表示のための名称作成申込書」を提出した後、決定したINCI名をベースとして化粧品全成分に伴う表示名称が作成されます。 (例外的に、INCI名よりも先に表示名称が作成される場合がある) 詳しい手順や内容について、お気軽にお問合せ下さい。 新しい化粧品原料は、これらの手順を踏んで、初めて配合することができます。 また輸入化粧品の中に、日本国内の表示名称がまだ作成されていない成分が配合されている場合や、INCI名が曖昧な場合があります。 こういった場合でも、お気軽にお問合せ下さい。 ⇒ こちら 機能性食品原料開発
2015年4月から、「特定保健用食品(トクホ)」「栄養機能食品」に続き、第三の機能性表示食品が市場に登場します。
これは「機能性表示食品」制度に伴う市場の動きであり、より具体的で解りやすく、多くの選択肢から商品者が商品を選ぶことができるように、という目的があります。 この新制度に伴い、様々な体の部位に対する機能性表示食品の開発が急ピッチで行われています。 弊社では、こういった新制度のマーケティングに合わせて、機能性食品用の新規原料開発を行います。 また、機能性表示食品の開発を検討されている企業様の開発サポートも行います。 お気軽にお問合せ下さい。 ⇒ こちら |
植物を活用した新規素材の研究開発
自社開発・受託開発の実績
天然植物「ニガヨモギ」を活用した開発 【「ニガヨモギ」とは】 「ニガヨモギ」は、ヨーロッパに多く自生するヨモギ科の一種で、強い苦味を持ち、古くから薬用やリキュールの素材として使用されていました。 アラビアの医学者アウィケンナは「ニガヨモギ」には食欲増進作用があると言っており、また14世紀、イタリアのサレルノ医学校では船酔いに効果があると教えていました。 その後、リウマチ、ペスト、コレラ、扁桃腺炎、中耳炎、虫歯、駆虫薬(虫下し)、衣類の防虫薬などとしても利用されてきました。 18世紀にはフランスの医師「ピエール・オーディナーレ」が、ニガヨモギを原料として、蒸留により得た「アヴサン」の処方を考案、当時のフランス軍はこれを解熱薬として用いていたと言われています。 そして当時は、画家「ゴッホ」がこの「アヴサン」を愛用していたとも言われています。 「アヴサン」の学名は「Artemisia absinthium」であり、英語名は「ワームウッド」と呼びます。この「ワームウッド」は、聖書の中で、エデンの園から追われた蛇がはった後にこの植物が生えたので「虫の草」=「ワームウッド」となった、との説もあります。 また2006年には、アメリカではニガヨモギなどに含まれる成分「アルテミシニン類」が、デングウイルスや、C型肝炎、牛ウイルス性下痢症、豚コレラウイルスを含むフラビウイルス科ウイルスの活性を抑える働きが報告されています(引用文献:特表2006-504787)。 「ニガヨモギ」の主な含有成分 ≪セスキテルペン類≫ アルテミシニン(抗マラリア活性、抗フラビウイルス科ウイルス活性など) アブシンチン(抗炎症作用) サントニン(回虫駆除)など
※詳しい内容や苗木の入手については、お気軽にお問合せください。 赤ワイン澱(オリ)を活用した新規化粧品原料
【「赤ワイン澱(オリ)」とは】 赤ワイン用ぶどうの発酵過程で産生される(沈殿する)物質で、醸造所では一般的に酒税官立ち合いのもと、醸造タンクから抜き(澱引き)、処分される産業廃棄物です。 本開発の起源は、群馬県赤城村で開拓された「ルンズ・ファーム赤城ぶどう園」からスタートしています。 この農園では、オーナーの永澤徹氏が独自で開発した「漢方無農薬農法」により栽培した、赤ワイン用の葡萄を使用していることに特徴があります。 「漢方無農薬農法」とは、開墾時の農地の土壌改良から始まり、肥料、害虫駆除や忌避など、特にワイン用葡萄の樹に必要と言われているボルドー液についても使用せずに、栽培から収穫まで行っています。 この農法技術は、世界でも例のないもので、他の農作物にも応用が可能なものです。 今後、日本農業の大きな変革に貢献できるものと確信しています。 ※東日本大震災による福島第一原発事故以来、このぶどう園の土壌が放射能で汚染され、閉園していますが、現在は、本拠地を九州に移転して、再稼働の準備を行っています。 ⇒ ルンズ・ファームホールディングス株式会社 天然「アナツバメ巣」を活用した新規化粧品原料
【「アナツバメ巣」とは】 アマツバメ科アナツバメ属の唾液腺から分泌される粘着質の分泌物で固めた巣(燕窩)を指し、中華料理でも特に広東料理では、高級食材として使用されている。 「アナツバメの巣」は、燕窩(えんか)と呼ばれており、中国では古くから不老長寿の聖薬として用いられたと言われています。1397年頃、元・賈銘により書かれた「飲食須知」という書物に、初めて「アナツバメの巣(燕窩)」の記載がありますが、実際には、紀元前の古くから薬膳料理の素材として用いられてきたと考えられています。 そして、あの世紀の美女「楊貴妃」も、好んで食していたと言われています。 楊貴妃は、永遠の美貌を手に入れるために好んで食したと伝えられています。そしての楊貴妃の時代以後、明・清の時代には、高級官吏の間で「アナツバメの巣(燕窩)」は、最高級の贈答品としても珍重され続けました。 現代においても、高価な食材にも関わらず、中国では滋養強壮素材、漢方薬として愛用され続けており、その機能性は高く評価されている。 アナツバメの巣(燕窩)には、以下の6種類の単糖が結合した糖鎖が含まれている。 ◇マンノース ◇フコース ◇キシロース ◇N-アセチルグルコサミン ◇N-アセチルガラクトサミン ◇N-アセチルノイラミン酸 この糖鎖は、細胞の働きを正常に保ち、免疫機能を整えウイルスや菌から体を守る大切な役割を担っている。 またこの糖鎖の中でも特に「シアル酸」と呼ばれる「N-アセチルノイラミン酸」を豊富に含んでいる。その「シアル酸」は、免疫力や内臓などの器官を強化し、自然治癒力の向上に深く関わっていることが知られている。 さらに、EGF(表皮成長因子)やFGF(繊維芽細胞増殖因子)と類似した作用を有することも知られている。
その他の新規化粧品原料開発実績 【夏みかん果皮を利用した化粧品原料】
【特殊な水を利用した化粧品原料】
【リンゴを利用した化粧品原料】(受託開発:国内特許出願済み)
化学系の複合化粧品原料開発実績 【ハイドロキノンを利用した化粧品用複合原料】
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